子供が言うことを聞かないのは、実は親のこの発言が原因だった?!
毎日毎日、子供が言うことを聞いてくれなくて、困っている母の1人です。
うちの子は、言ったことに対して逆らうことはしないのですが、親の発言を聞き流すタイプです。どんなに口が酸っぱくなる位、繰り返し繰り返しお願いしても、大声で怒鳴りちらしても知らん〜ぷり。ひたすら自分の遊びに没頭してらっしゃることも多いです。
最初のうちは、集中しているから邪魔しないでおこうと、こちらも気を遣ってタイミングをみていたのですが、、、どのタイミングでも、一向に言うことを聞こうとせず、、、。
『〇〇ちゃん!聞いてるの?』
名前を呼ぶと返事はするものの、こちらの指示に従う素ぶりは一切なく、雑音のように、悲しく響き渡るだけの我が声。優しく言おうとも、色々なバリエーションで攻めてみようとも、一切無視で右から左へ聞き流されるだけ。。
そうこうしている内に、結局大きな声で怒りながら無理やりやらせる手法に変わっていくことも多い日々です。
そんな時、ある問題を見つけました。
ふと、いつものように子供に言うことを聞かせる為に言っていた言葉。
『こーら!いい加減、このおもちゃ片付けないと、今日は1人でお留守番だよ!』
すると、子供が小さな声で
『、、1人でおるすばん、したことないもん』
その時、ハッとしました!
子供は、私が口だけだと分かっている。。?
そうなんです。
いつも、言うことを聞かない時に言っていた言い方。
『〇〇しないなら、ママも△△しないよ!』
△△が、実際に行動にうつされたことがない事実を知っている子供は、『どうせママが言っていることは口だけだ』と意識的に判断して、ママも言ってるとこを行動しないのだから、安心して僕も僕の好きなことをやっていればいいや!との答えに繋がってしまっているのです。。
例えば、
『ちゃんと洗濯機いれないと、この服捨てちゃうからね!』
・・・捨てたことないです。もったいないし。
『好き嫌いしていたら、明日からごはん作らないよ!』
・・・毎日ちゃんと作ります。生きていくために。
『言うことをきかないと、お留守番だよ!』
・・・虐待になるので、1人で家に置いていくことはありません。
そんな、大げさに言っている親の言動が、子供にとっては、行動にうつしたことのない嘘の言葉として親の発言の威力をとても小さなものにしてしまっていたのです。
もちろん、親としては嘘をつくつもりもないのですが、、、
つい、実行できないと分かりつつも子供に効果が出そうな大きいお仕置きを付け加えて言ってしまうクセがついてしまっていたのです。。
これでは本末転倒な結果ですね。
知らず知らずの間に、子供の信用を失って発言力を弱めてしまっていたなんて、全く気づいていませんでした。
以降、このことを意識し、ちゃんと実行できることだけを口にだすことに努めました。
『これ、片付けないなら、あなたの手の届かない高い所に片付けちゃうからね。』
『好き嫌いするなら、好きなものもあなたのお皿から減らしておくね。』
などなど。。
すると、すぐに子供の態度が変わり始めました。ちゃんと、危機感を持って親の言うことをしっかり反応して聞いている素ぶりが見られるようになったのです。
なんだ、、、こんなことだったのか。
と、少し表紙抜けしてしまうくらい、言うことをちゃんと聞いてくれることが増えてきました。
子供は素直です。
そして、率直に親のことを見ています。
ちゃんと、親の言うことも聞いています。
その上で、子供なりの判断やルールで行動していることも多々あります。
そして、親の悩みは、案外簡単なことで解決することも、よくあるのが子育ての面白いところです。
あなたの声は、子供にちゃんと届いていますか?