生まれ順で育て方は変わる?!【一人っ子編】
一人っ子は、その名の通り兄弟姉妹のいない子のことですね。
私の周りにも多いです。
最近は、晩婚化や女性の社会進出増加に伴い、この一人っ子の割合が増加傾向にあります。
兄弟姉妹のいる子から見れば、親の愛を一身に受けて大切に育てられているイメージで、一度は羨ましいと憧れたことがあるのではないでしょうか。
私も、三姉妹の長女として、一人っ子の友達の家庭での話を聞く度に、入れ替わりたいな〜と何度妄想を膨らませたことか。。
自分だけの為に、親が動いてくれる。
いつも親が自分だけを気にかけてくれる。
何歳になっても、誰にも邪魔されることなく、1人の時間を満喫できる。
お部屋も小さな頃から広々とした1人部屋を与えられている。
欲しいオモチャや洋服は、いつも誰よりも早く買ってもらっている(気がしていた)。
親も余裕がみられ、他の親より優し(く見える)。
などなど、、、
子供の目からしても、とても大切に育てられている印象を受け、憧れたものでした。
しかし、そんな一人っ子も、一人っ子ならではの性格的特質に日々悩まされている人も少なくありません。
まず、協調性が育まれにくいこと。
これは、小さな頃から保育園や集団生活の中で過ごしていると解消される問題ではありますか、1人で過ごす時間が長い子は、致し方のないことです。
協調できる相手がいないので、どうしても自分本位の行動を取りやすくなります。
マイペースで自己中とよく言われがちな一人っ子。
しかし、一人っ子の特性として、私が最も感じることは、『平和主義者』であるということです。
競争心がなく、物欲も強くない。欲しいと言われればすんなり差し出し、ライバルや派閥にも無頓着で、常にホンワカと平和で安定した世界観を醸し出している一人っ子が多く見受けられます。
これは、成長していく上で、周りに比べられることも競争する相手もいない一人っ子ならではの素晴らしい特性といえますよね。
また、想像力が豊かな人が多いと感じます。
子供の頃何して遊んでいることが多かったのか尋ねると、『ぬいぐるみや人形と遊ぶことが多かった』との答えが多く返ってきたことから、妄想の世界を膨らませておもちゃと遊ぶ1人遊びが、こうした想像力豊かな子を育む源になったのだと感じました。
また、集中力があり、粘り強い人も多いようです。こうした1人遊びに誰にも邪魔されることなく熱中できる環境が、集中力や持久力向上に結びついたのでしょう。
そんな一人っ子を育てるにあたり、注意すべきポイントは、
過保護、過干渉にならないこと。
子供が1人の状況だと、親もある程度余裕があるので、全ての精力をその子に注いでしまいがち。愛情は全て注いであげて大丈夫なのですが、その愛情が行き過ぎて、ついつい過干渉になりがち。
その結果、自分1人では何にもできない、何にも決められない頼りない子になってしまう恐れがあるのです。
愛ゆえに、手や口が出過ぎてしまう親である自分を、一度冷静に見つめ直し、本当に助けを必要としていることかどうか、ちゃんと見極める必要があります。
また、子供の意見や意思をちゃんと尊重し、いつまでも子供扱いをするのではなく、ちゃんとと1人の人間として、信じて自立させる為の手助けをすることが、その子の将来へと繋がるのです。
可愛い可愛い我が子。
ちゃんと、社会に出て負けない逞しさを、今のうちから育んでいきたいですね。
生まれ順で育て方は変わる?!【末っ子編】
次は末っ子についてです。
末っ子の特性は、何といっても甘えん坊気質ですよね。
最後の赤ちゃんということで、親からは大きくなってもずっと赤ちゃん扱いされたり、家族で一番年齢が下なので、家族みんなから可愛がられて一家のアイドル的存在を担うことも多いのではないでしょうか?
誰でも、自分より小さくて年下の言うことは、ある程度許してしまったり、ワガママを聞いてあげるのは当然のことだと年長者として義務みたいに感じてしまいがち。
自然と何でも許されてしまう、とてもおいしい立場ともいえます。
そんな末っ子は、周りにいつも年長者がいる環境で育つ為に、年上との付き合い方(甘え方)はとても上手なのですが、年下へはどう接すればいいのか分からない傾向が強く見られます。
甘えられることに慣れておらず、甘えている人を見ると少し敵対心を持ってしまったり、腹を立ててしまうことも。
大人になっても、一番親に対しての執着心が強い特徴もあり、悪くいえば構ってちゃんになりやすい点もあげられます。
反対に、甘えさせてくれた親への依存だけでなく、感謝の気持ちも強く、親孝行な子も多いようです。
そんな末っ子を育てるにあたって留意すべき点は、まずは当然のことながら上の子たちと対等に扱うことを忘れないこと。末っ子だからと、上の子達ばかりに責任を押し付けたり、用事やお願い事も上の子にお任せしてしまいがちですが、その様子を末っ子はちゃんと見ています。
そして、めんどくさい事や大変な事は自分以外の年上がやるものだという意識が育ち、大人になるとめんどくさがりになる傾向も多くみられます。
『そんなの俺のやることじゃない』
『これは、私の仕事じゃなく上の人がやるものよ。』
そんな甘いことを言っているのは、たいてい末っ子だったりします。
だって、家庭内では、大きくなるまで周りの年長者さん達がたっぷり可愛がり、甘やかしてくれたアイドルですもの。
本人に悪気は全くなく、そのような思考に陥ってしまうのは、当然といえば当然の結果です。
そのような、めんどくさがりで何でも周りに任せたがる性格になると、本人が一番社会に出て損を被ってしまいます。仕事は最後まで責任と実行力を持って自ら成し遂げないと、周囲の信頼を勝ち取るのは難しいので、責任感のないめんどくさがりな性格に育ててしまうことは避けたいものです。
常に1人の責任ある人間として、上の子達と同等に仕事や役割を持たせ、叱る時も甘やかす時も、他の兄弟姉妹と同じ目線や対応を心がける必要があります。
つい、一番小さい分手厳しくはできないのが親の本音ですが、そこは家庭内平等主義をしっかり貫き、上手に特性を補ってやりましょう。
生まれ順で育て方は変わる?!【真ん中っ子編】
次は真ん中っ子についてです。
真ん中は、世渡り上手とよく言われますが、それは家の中で上の子と下の子に挟まれて、中間管理職的な役割を自然と似合う立場にあったからです。
中間管理職、、常に上下に気を配り、上下の動きを見ながら行動する調整役を、生まれながらにして担っている非常に難しい立場で、何やら大変そうですよね。
しかし、当の本人は、生まれながらにその立場にいることが当たり前であり、大して無理も負荷も感じることなく、成長と共にごく自然に調整役としてのコミュニケーション能力やバランス能力を養っていくこととなります。
これは、いきていく上でとても大切な能力ですね。
このような境遇から、真ん中は調整役が上手く世渡り上手な性格に育ちやすいと言われています。
長子の私から見ると、器用でなんとも羨ましく思ってしまう真ん中っ子。
親に怒られる時も、いつのまにか真ん中っ子だけ逃げていることも多く、『ずるい!』と何度叫んだことか。。
そんな真ん中っ子は、少し周りの顔色を伺い過ぎる特性もよく見られるようです。また、目立ちたがり屋さんになる傾向も強いみたいですね。
これは、常に周りの調整役として、人の顔色や様子を伺う癖が小さな頃からつきやすいこと、そして、第一子のように初めてで新鮮な訳でもなく、末っ子のように家族の中で一番年下として特別扱いされる訳でもないので、何とか親の目を自分に向けようと人とは違うことをしたり、努力家で一目置かれることをしようと頑張る人が多いようです。
頑張りすぎて糸が切れてしまい、少しひねくれやさんになるリスクも最も高いようですね。
どうせ私なんて、、、が口癖の真ん中っ子も多く見られるそうです。
親としては、なるべく他の兄弟姉妹と同等に愛情を注いで大切に扱うよう最も力を入れた方がよい存在とも言えそうです。扱い方としては、向こうから話をしてくれなくても、親の方が積極的に関わりを持ったり、意見や話を聞いてあげる習慣をつけて、『私はちゃんと愛されている。存在を認められている』という実感を十分に持たせてあげるよう努めていきましょう。
あなたは私の大切な大切な宝物だよ。
私も毎日、寝る前に、息子2人にその言葉をゆっくり何度も伝える時間を持つよう心がけています。
子供は特に、言葉で伝えないと、大人の心の中は理解できないですからね。
しっかり、丁寧に愛情を伝えて、大切な我が子をすくすく真っ直ぐに育ててあげましょうね。
生まれ順で育て方は変わる?!【第一子編】
生まれ順によって、性格の大きな特徴があるのはご存知でしょうか?
これも、とても理にかなった根拠があり、血液型や名前なんかより、よっぽど信憑性があります。
私も、自分や周りの人に照らし合わせて、とてもよく当てはまることに最初は驚きました(*´ω`*)
でも、考えてみると、当たり前のことですよね。
人格がある程度形成される、6歳までの幼少期って、家族の中でも兄弟姉妹といる時間が、最も長くて密だったりします。
親が忙しくしている間にも、子供同士で遊んでいたり、部屋も同室って場合も多いですよね。
1日の大半を同じ家に生まれた同士と一緒に過ごす中で、その時の自分のポジション(生まれ順)によって人格形成の基盤ができることは、予想できます。
そこで、今回は第一子について、スポットを当てていきたいと思います。
【第一子の特徴】
・緊張しやすい、あがり症。
・神経質。
・人当たりがいい。八方美人。
・我慢強い。
・決定力不足。優柔不断。
・責任感が強く、温厚な人が多い。
・人付き合いが少し下手な傾向。
・リーダーシップに優れいる。また、人をまとめたい要求がある。
・1人で抱え込んで悩むことも多い。
・人からよく相談されるが、自分が人に相談するのは苦手。
・自分の意見より周りの空気を重んじる。
・物事の分別がしっかりついている。
・頼まれたことはやらないと気がすまない。
・甘えられると心地よい。年下相手が上手。
私は第一子なのですが、私自身、すごく当てはまる部分が多いです。
そして、息子(長男)にも、このような傾向が見られる点が多いです。
第一子の最大の特徴は、大きく2つ!
①親に大事に大事に、、少し丁寧過ぎるくらい大事に育てられており、若干過干渉、過保護気味になる親が多いので、その影響で神経質気味で緊張しやすかったり、物事を1人で決められない決定力不足があげられます。
誰だって、初めての子は戸惑い、過剰に心配したり守ったりしちゃいますよね。
だって、扱い方がまだよく分からないから。
正解なのか、間違えているのかすら分からず、毎日親も試行錯誤を繰り返す日々です。
私も、長男が生まれた時、最初の数ヶ月は夜中も毎日ちゃんと息しているのか、寒くないか暑くないか、体勢はこれで難しくないかなど、心配で夜中も何度も確認していたことを思い出します。首が座るまでは、もろいガラス細工のように、落とさないか、手足は変な方に曲がらないかと心配であまり抱っこもしていなかったくらいでした(笑)
そんな丁寧すぎる扱いを受けた子は、当然ながらとてもデリケートな性格になってしまいますよね。。母も振り返り少し反省。
そして②
一人っ子状態で親の愛を一身に受けた状態から、突如、青天の霹靂で最強ライバルが表れる。それにより、親からの愛情を取られてしまう危機感と不安に襲われる日々を過ごしていること。これにより、少しでも親の愛を取り戻したい一心で、親や周囲の前ではいい子を演じてしまう八方美人な性格になりやすいです。
これも、うちの息子はもろ的中です。
とても愛想よく、親の前でも他人の前でもニコニコいい子ちゃんでいようと頑張っています。
時々、その蓋が取れて、暴れ出すことも。。
第一子の大きな特性の一つといえます。
このような第一子に対して、大切な付き合い方は、ちゃんとプライドを保たせてあげること。
どうせ僕はもう可愛くないんだ・・
どうせ私ばかり怒られるんだよな・・
など、その境遇から自己否定しやすい第一子ですので、
『さすが〇〇くん!こんなことできるなんてすごいね!』
『やさしいお兄ちゃん(お姉ちゃん)になってくれて、ママ嬉しいよ!』
など、第一子として弟妹には出来ないことを、大きく評価してあげることで、自己肯定感を持って成長していってくれることが期待できます。とても大事な声かけですよね。
子供は親を映す鏡⁉︎〜投影〜
よく聞く育児アルアル。
『あ〜何か疲れたなぁ。』
『今日は会社行きたくないなぁ。』
そんなことを思っている時に限って、子供が熱を出したり、体調不良で結果的に仕事を休むことになった。昨日まで元気だったのに、どうしたんだろう、、?
私自身も、この経験あります。
なんか少しラッキ〜と心の中で思ってしまったり。
また、何だかイライラしていたり、気分が落ち込んでいると、言葉や態度に出してないつもりでも、子供がなんだか一日中グズグズ、、、
親が思っていたり、感じていることが、子供に現れる不思議な現象。
心理学の世界では、これを『投影』と呼ぶそうです。
大人でも、好きな人や好意のある人、興味のある人と接していると、仕草や動きを無意識に真似してしまっていることありますよね。
話をしていると、相手が髪を触ったら自分も無意識に髪に手がいっていたり、ため息つくと自分も自然とため息が漏れたり、、、
(あくびやクシャミがうつるのは別の原因ですʕ•ᴥ•ʔ)
また、浮気をしている人に限って、本命の人が浮気していないか心配になったり。。(つまり浮気を疑ってくる人に限って、自分が浮気していたり、やましい気持ちが心の中にあることが多い)
それらも心理投影です。
自分の心が無意識のうちに相手に伝わったり、自分の意思とは関係なく相手に伝えてしまうような態度になったりする現象です。
心理投影は、感受性の豊かな子供はとてもよく反応します。
特に、大好きな親の心理状態に関しては、無意識のうちに感じ取って反応してしまうのです。
ですので、親の願い通りに子供の状態が変わったり、親がいいような状態に子供が自然と促してくれたり、、、
本当の意味で、親子とは心と心で通じ合っているのですね。
親としては、子供の心理状態を常に万全にしてやりたいものです。
ですが、親も完全ではありません。
落ち込む時もあれば、疲れてグッタリの日もある。。体調が思わしくない日だって子供は待ってくれません。
そこで、親としては、自分の状態が悪い時、自分だけでなく子供に影響してないかどうか、チェックしてあげることも大切になってきます。
自分がしんどい時、他の人のことなんて考えられないよ!と思ってしまう気持ちはよく分かりますが、、親も子供も一心同体。ともに助け合い、支え合うことを忘れずに、子供も自分自身も、労わっていきたいですね。
子供が言うことを聞かないのは、実は親のこの発言が原因だった?!
毎日毎日、子供が言うことを聞いてくれなくて、困っている母の1人です。
うちの子は、言ったことに対して逆らうことはしないのですが、親の発言を聞き流すタイプです。どんなに口が酸っぱくなる位、繰り返し繰り返しお願いしても、大声で怒鳴りちらしても知らん〜ぷり。ひたすら自分の遊びに没頭してらっしゃることも多いです。
最初のうちは、集中しているから邪魔しないでおこうと、こちらも気を遣ってタイミングをみていたのですが、、、どのタイミングでも、一向に言うことを聞こうとせず、、、。
『〇〇ちゃん!聞いてるの?』
名前を呼ぶと返事はするものの、こちらの指示に従う素ぶりは一切なく、雑音のように、悲しく響き渡るだけの我が声。優しく言おうとも、色々なバリエーションで攻めてみようとも、一切無視で右から左へ聞き流されるだけ。。
そうこうしている内に、結局大きな声で怒りながら無理やりやらせる手法に変わっていくことも多い日々です。
そんな時、ある問題を見つけました。
ふと、いつものように子供に言うことを聞かせる為に言っていた言葉。
『こーら!いい加減、このおもちゃ片付けないと、今日は1人でお留守番だよ!』
すると、子供が小さな声で
『、、1人でおるすばん、したことないもん』
その時、ハッとしました!
子供は、私が口だけだと分かっている。。?
そうなんです。
いつも、言うことを聞かない時に言っていた言い方。
『〇〇しないなら、ママも△△しないよ!』
△△が、実際に行動にうつされたことがない事実を知っている子供は、『どうせママが言っていることは口だけだ』と意識的に判断して、ママも言ってるとこを行動しないのだから、安心して僕も僕の好きなことをやっていればいいや!との答えに繋がってしまっているのです。。
例えば、
『ちゃんと洗濯機いれないと、この服捨てちゃうからね!』
・・・捨てたことないです。もったいないし。
『好き嫌いしていたら、明日からごはん作らないよ!』
・・・毎日ちゃんと作ります。生きていくために。
『言うことをきかないと、お留守番だよ!』
・・・虐待になるので、1人で家に置いていくことはありません。
そんな、大げさに言っている親の言動が、子供にとっては、行動にうつしたことのない嘘の言葉として親の発言の威力をとても小さなものにしてしまっていたのです。
もちろん、親としては嘘をつくつもりもないのですが、、、
つい、実行できないと分かりつつも子供に効果が出そうな大きいお仕置きを付け加えて言ってしまうクセがついてしまっていたのです。。
これでは本末転倒な結果ですね。
知らず知らずの間に、子供の信用を失って発言力を弱めてしまっていたなんて、全く気づいていませんでした。
以降、このことを意識し、ちゃんと実行できることだけを口にだすことに努めました。
『これ、片付けないなら、あなたの手の届かない高い所に片付けちゃうからね。』
『好き嫌いするなら、好きなものもあなたのお皿から減らしておくね。』
などなど。。
すると、すぐに子供の態度が変わり始めました。ちゃんと、危機感を持って親の言うことをしっかり反応して聞いている素ぶりが見られるようになったのです。
なんだ、、、こんなことだったのか。
と、少し表紙抜けしてしまうくらい、言うことをちゃんと聞いてくれることが増えてきました。
子供は素直です。
そして、率直に親のことを見ています。
ちゃんと、親の言うことも聞いています。
その上で、子供なりの判断やルールで行動していることも多々あります。
そして、親の悩みは、案外簡単なことで解決することも、よくあるのが子育ての面白いところです。
あなたの声は、子供にちゃんと届いていますか?
人見知りな子にしたくないママ必見★最も効果的な人見知り克服法とは!【後編】
前回の続きです(*´ω`*)
人見知りする子の対処法として、頻繁に多くの人と触れ合う機会を持たせることも、効果的なだと言われています。
しかし、嫌がる子供を無理やり色々な人と触れ合わせるのは逆効果のようです。
恐怖心のまま知らない人と接する時間は、子供に取って苦痛しかありません。そして、それを無理やり強いられてしまうと、心のトラウマとなり、ますます人への警戒心が生まれてしまうことも。。。
肝心なのは、その大勢の人と接する頻度よりも、その場での喜び体験や、成功体験を積ませることです!
嫌がる時は、無理せず子供が笑顔になることだけを考え、人と接することの楽しさだけを味あわせることに徹しましょう。
時には親越しに他の人と触れ合わせてみたり、他の人に触れ合えそうなところで、一度離してお預け状態にし、さらに近づけ、そして離して、、とゲーム感覚で他人との距離感を楽しませてあげたり。そして、少しづつ、自然に抵抗なく人との距離を縮めてあげることで、子供の中での警戒心も生まれにくくなります。
少し手間のいる作業ではありますが、ゆくゆくは子供の将来の為。粘り強く頑張りましょううね。
また、ある程度大きくなって記憶力がついてくると、特定の人と接した場合のみ、人見知り反応を示してしまうことがあります。
これは、子供の中で、過去の経験から苦手意識を持ってしまっていることが、原因となる場合が多いようです。
例えば、近所のおじさんに大声で怒られたりすると、次からそのおじさんに会うと、人見知りの時と同様に顔が強張り、目を合わせられなくなったり、似ているおじさんに会っても同様の反応になってしまったりするとこもありますね。
記憶力により、根付いてしまった苦手意識は、簡単には克服することが難しいですが、成長とともに記憶が薄れてきて、だんだん人見知り反応が無くなることも多いようですので、あまり心配はいらないようです。
さらに、思春期になると、周りの目が気になり始め、過剰に周囲を意識するあまり、人見知り反応が出てしまうケースも多くなってきます。
『人は自分のことをどう思っているんだろう』
『変に思われないだろうか』
そんな疑問や不安ばかり生まれてしまう多感な時期ですので、こちらも成長の過程と捉えて気長に克服するまで見守りましょう。
もちろん、それにより日常生活に支障が出るなどの極度の人見知り状態に陥ってしまった場合は、親を含めて周囲の人が、不安を取り除いてあげたり、自分自身に自信を持つよう促す心のケアが必要となります。
いずれにしても、人見知りは、感受性が高く人に対して敏感であったり、繊細な子に多い傾向にあるようです。
これは、その子の長所にもなる素晴らしい資質であるとも言えますよね。
子供の特性を理解して、無理なく緩和させてあげることが大切なようです。